2023年10月21日、ドイツ・ケルンにてIVO 国際代表者会議が開催され、IVO JAPANからは栗林薫協会顧問(前会長)が出席しましたので以下に報告いたします。
IVO 国際代表者会議
2023.10.21 ケルンメッセ内にて
参加国 ポルトガル 日本 カナダ オランダ スロベニア ドイツ 以上現地参加
オーストリア オーストラリア オンライン参加
各国の状況報告
オーストラリア 先週国内でコングレス開催した、大学での教育課程を準備中
オーストリア 代表者の交代含め組織の世代交代を進行中
スイス 次回世界大会については別途。マイスター制度の新コースを準備中
ゲゼレ試験、マイスター試験ともに新たな仕組みを計画中
カナダ 教育課程に進展があり、9月開講のクラスに40名の新規学生の入学
他の機関からも足病教育機関の開設に向けアプローチを受けている
スロベニア 保険制度に関するプロトコル作成に時間がかかっている。
OST教育の学校が閉校した、2026に向け新しい教育機関設立
を目標としているが現状は具体的になっていない。
日本 OST技術者育成の機会が失われる中、IVOにおいてのリーダーシップの発揮を検討している。
一方ドイツでの教育を経験した日本人が増えている事も好機ととらえたい。
IVO福島大会と阿部会長が大会長を務める靴医学会のPR
オランダ 学生の確保に苦慮している、業界では比較的規模の大きな会社の倒産が
影響を及ぼしている。保険制度の枠組みが縮小したことの影響もある
ポルトガル 従来制度上の整形靴は存在しない。又国内にはあまり大きな市場もない。
全体としては原材料含め価格上昇の影響がみられる
次回世界大会について
2024.24/25 スイス フリーブルグにて開催
・開催地の紹介
・初日24日にはスイスの協会の設立150周年のパーティーを開催
・コングレスはスイスの義肢団体(APO)との共催となる
・観光シーズンになる為に宿泊は早めの確保を勧める
・参加人数によっては日本語の同時通訳を検討(50人程度か?)
教育部会より報告(スロベニア)
現状はほぼ進展なし、その要因としては人材不足と時間的制約とのこと。
カナダより「目標設定づくりと必要な人材」について共有可能との申し出があった。
メンバーシップ
カナダは国内での勧誘に継続して注力している、ドイツは国内での組織が不安定な状況である。
各州に対しIVOとして勧誘を行っている。
本部からイタリアの靴メーカーに対し勧誘を継続している。
その他
オーストラリアより専門用語の世界的統一の必要性の提言があった。
次回会議は2024.2.6 EU時間の午前10時 オンライン開催予定 以上
報告者 IVO JAPAN 栗林 薫
(写真はスイス大会のプレゼンと会議風景)